Don Malik
Instagram:@itsrumalik
1996年生まれ、韓国・ソウル発のラッパー。2014年にミックステープ『Hashtag[#]』リリース、2015年には韓国ブームバップシーンの代表格であるプロデューサーMild Beatsとコラボ。ブームバップをルーツに、トレンドに左右されないスタイルで着実に活動を続ける。90年代黄金期ヒップホップを、高いリリシズムで体現する特殊なポジションを確立している。
ー音楽活動を始めたきっかけは?
僕には年上の姉がいるんですけど、僕が小さい頃、彼女はMP3プレイヤーを持っていました。それでDrunken TigerやDynamic Duo、Eun Jiwon、EPIK HIGH などたくさんのアーティストを聴いていて、自分はその時初めてヒップホップ・ミュージックを聴いたと記憶しています。その頃、影響を受けてノートに歌詞を書き始めたんだけど、今考えるとひどいもんだったと思う(笑) でも、今でもそのノートを何冊か持っていますよ。
ー自分の曲の中で一番おすすめの曲は?
まず、アルバムを全部聴くことをおすすめします。そうすれば、自分の好みの曲が必ず見つかるはずです!
ー最新シングルについて教えてください。
「PAID IN SEOUL」はソウルで生まれ、育ち、生活している私の視点をコラージュした曲。ソウルでの生活がどのようなものなのかを見せたかったんです。速い人生、闘争、仕事、キャリア、燃え尽き症候群、攻撃性、鬱、不安……色んな想いがこの曲には詰まってますね。
ー音楽を作るときに大切にしていることは何ですか?
自分の興味。アミューズメント性を第一に考えています。
ーアーティスト名にまつわるエピソードを教えてください。
幼児洗礼を受けたので、洗礼名「Don vosco」からとっています。
ー子供のころはどんな性格でしたか?
いたずらをよくしていました。
ー子供の頃から変わらないあなたの魅力は何ですか?
子供の頃、何に対してもいつも理由を聞いていたので、それがいたずらっぽく映っていましたね。今でもそうです。
ー若い頃の自分に何かアドバイスがあるとしたら?
あなたは大丈夫です。
ー趣味は何ですか?
ジムで運動すること、アニメを見ること。
ー最近ハマっていることは?
Netflixのアニメ作品「Arcane」はよくできていると思いますね。
ー最近、自分が変わったと思うところはありますか?
練習すれば完璧になると言われたので、今は一生懸命練習をしているところですね。
ー最近あったベストニュースは?
欲しいと思っていた珍しい靴が手に入ったことですね。Reebok x VetementsのFury Modified、ブルーカラー。
ー最近買ったものでお気に入りのものはありますか?
さっきのスニーカーの他には、Maison Margielaのジャケット、JUNYA WATANABEのジーンズ。好きなブランドはNike、Supreme、KAPITAL、NEEDLES、OUR LEGACY、Greg Lauren、A.P.C.、Martine Rose辺りが好きですね。
ー最近興味を持ったものがあれば、その理由を教えてください。
健康的なライフスタイル全般、健康維持の方法、ダイエットハック、ワークアウトのようなもの。
ー最近、特に注目している社会問題があれば教えてください。
今の世の中がどうなっているのか、本当にわからない。
ー韓国の良いところを教えてください。
すべてが速いです。あらゆるものを一瞬で注文でき、想像以上に早く届きます。すごいことですよね。
ーコミュニケーションで大切なことは何だと思いますか?
お互いの合理的な理解。
ーイライラやストレスを解消するためにしていることは何ですか?
とにかく睡眠をとる。効きますよ。
ーあなたにとっての音楽は何ですか?
愛と良い収入。
ーあなたが影響を受けた音楽やその他のアートがあれば教えてください。
アニメや漫画に影響を受けています。
ーあなたが影響を受けた人物は誰ですか?
出会ったすべての人。
ーあなたが初めて買った曲は?
Verbal Jintの「Framed(´©¸í)」。韓国ヒップホップシーンの名盤なので、ドープミュージックとは何かを学ぼうとしていたように思いますね。
ー最近興味を持ったアーティストや、今、特にリスペクトしているアーティストがいれば教えてください。
最近はTop Dawg EntertainmentのラッパーIsaiah Rashadに夢中ですね。
ーどのような環境で、どのような機材を使って音楽制作をしていますか?
MacBookとNEUMANNのコンデンサーマイクTLM102を使ってスタジオで。
ーもし、音楽の仕事をしていなかったら、何をしていたと思いますか?
まあ、音楽のない人生なんて想像もしたくないけど、もし他のことをやっていたとしたら、おそらく何かクリエイティブなことをやっていたに違いないですね。
*写真は全てアーティストからの提供です。
掲載号:VI/NYL#002(2021年12月30日発売)
■VI/NYL