Sun June
Instagram:@sunjunemusic
Laura Colwell(Vo./Key./Gt.)、Stephen Salisbury(Gt.)、Michael Bain - lead guitar(leadGt.)、Sarah Schultz(Dr.)、Justin Harris(Ba.)の男女混成5人からなる、テキサス州オースティンを拠点とするバンド。自ら”後悔ポップ“と標榜する楽曲たちは、アトモスフェリックで憂いに溢れている。
ー音楽を始めたきっかけは?
私たちが音楽を作り始めたのは、一緒に働いていた時。鬱屈したオフィスパークで長時間労働をしていたので、ボスの留守中に音楽をかけることは、息抜きにもなるし、楽しいことでした。
ー子供の頃のことを教えてください。
Laura:家にいるのが好きで外向的な人。いつも人のそばにいたいと思っていました。
Stephen:いつも雲の中にいるような子。
ー子供の頃から変わっていないことはありますか?
Lauraは今でもおおげさです。Stephenは相変わらず神経質。Sarahは相変わらずの大ボス。Justinは相変わらず甘えん坊。Michaelは相変わらずのジャマー(即興家)です。
ー若い頃の自分にアドバイスするとしたら何ですか?
Laura:ギターを習いなさい!
Stephen:ピアノを習いなさい!
ーあなたが好きな言葉は何ですか?
Portmanteau(かばん語)
ー気になっている社会問題は?
人工妊娠中絶へのアクセス、気候政策。
ーあなたの国の良いところを教えてください。
自然がとても美しく、州立公園が素晴らしいです。
ー注目しているファッションブランドは?
SANDDUNE studios、オースティンのローカルデザイナーです。
ー影響を受けた人物は?
おそらく、僕らのメンターに最も近いのは、マネージャーでありKeeled ScalesのオーナーでもあるTonyか、Moving PanoramasのLeslieのどちらかだろうね。ギタリストのMichaelからも本当に影響を受けている。彼とは最初に一緒に仕事を始めました。
ー初めて買った曲やアルバムは何でしたか?
Laura:小さい頃は、兄妹が買ってくるものなら何でも聴いていました。Green Dayの『Dookie』やTLCの『Crazy Sexy Cool』とか。それから、もちろんそれらのカセットを盗み聴きしていました。でも、初めて本格的に買ったのは、『That Thing You Do』!の映画サウンドトラックかな。この映画ですっかり気に入りました。
Stephen:5歳か6歳の時に、親からRed Hot Chili Peppersのカセットをもらったんだ。母は、ラジオから流れる度に僕が「Under The Bridge」を気に入っていることに気付いていたんです。
ー音楽の仕事以外に別の仕事をしていますか?
Lauraは映画の編集者、Stephenは生物学の研究室で働いています。Sarahは物流関係の仕事、MichaelとJustinはソフトウェア開発の仕事をしています。
ーもし、音楽の仕事をしていなかったら、何をしていたと思う?
それは悲しいことです! 音楽のない人生なんて想像もつきません。
ーどのような環境で、どのような機材を使って音楽を作っていますか?
アットホームな場所で作業するようにしています。『Somewhere』は、古い家を改造したスタジオで作りました。私たちは窓や自然光が大好きです。自宅ではAPOGEEのオーディオインターフェイスDuet、AKGのマイクC2000B、SHUREのマイクSM57を使って作業しています。自宅で録音したものがレコードになることもありますね。
ー自分たちの曲の中で最もおすすめの曲は?
「Bad Girl」。熱量の低いミドルテンポの楽曲で、『Somewhere』のレコードで使った全てのサウンドが組み合わされています。
ー最新曲について教えてください。
1月に新曲を3曲リリースします。最新曲は「Easy」という曲で、ロマンチックな葛藤と素敵な大きな月について歌っています。次に出すのは「Reminded」で、憧れについて歌っています。最後に長いサックスのパートがあるのも特徴です。
ー今はどんな音楽を制作していますか?
よりDIY的なスタイル。メンバー全員が何らかのホームレコーディングのセットアップを持っていて、曲にもっとドラムマシンを加えたいと思っています。自分たちの音楽が大きくなると同時に、小さくなっていくことを望んでいるんです。
ー音楽を作る上で大切にしていることは?
自分たちの音楽は正直で真面目なものでありたいと思います。真剣に取り組みたいし、かわい気があったり口先だけだったりするのは避けたい。とはいえ、ちょっと笑えるようなセリフを入れるのは大好きです。人々の頭に残るような曲を作るようにも心がけています。
ー今後の活動・リリース予定を教えてください。
1月14日に『Somewhere』のアルバムに3曲追加します。そして、ツアーに出る予定です。東海岸と中西部をくまなく回り、カナダで数日間、そしてヨーロッパでたくさんの日程を予定しています。
ーあなたの夢は何ですか?
大好きな人、尊敬する人たちと一緒にたくさんの音楽を作ること。
*このインタビューは2021年12月30日に発売されたVI/NYL #004のために実施されました。
*写真は全てアーティストからの提供です。
■VI/NYL