Tia Gostelow
Instagram:@tiagostelow
オーストラリアはクイーンズランド州出身のインディーポップ・シンガー。Oscar Dawson(Holy Holy、Alex Lahey)をプロデューサーに迎え2020年に発表したアルバム『Chrysalis』でTriple J、Tonedeaf、Aureviewなど各メディアで特集され一躍マスフィールドへ躍り出た。踊れる80sエレクトロサウンド。
ー音楽を始めたきっかけは?
8歳くらいの時に親に連れられて行ったフェスで、Taylor Swiftの演奏を聴いたのがきっかけで音楽を始めました。オーストラリアでは初の公演で、『Love Story』が発売されたばかりだったので、世界中で大ブレイクしていたんです。家に帰ると両親がギターを買ってくれて、少しレッスンを受け始めたんだけど、主にYouTubeから独学で弾き方を学びました。
ー自分の曲の中で最もおすすめの曲は?
「TWO LOVERS」。ファーストアルバムからセカンドアルバムへの私の音楽の変化を表しているような気がしますし、歌詞もとても好きなんです。生々しくて正直な感じがする。
ーあなたが影響を受けた音楽やその他の芸術は?
BROODSのアルバム『Don't Feed The Pop Monster』は、私のセカンドアルバム『CHRYSALIS』に大きなインスピレーションを与えてくれました。音楽からインスピレーションを受けたのは言うまでもないけど、彼らのビジュアルに背中を押されて、このアルバムのビジュアルアートを自分の思い通りに作り上げることができました。グラフィックデザイン、写真など、アルバムの完成度を高めるために、素晴らしいチームを雇いました。
ー影響を受けた人物は?
Melody Poolは、私にソングライティングを好きにさせ、より正直でリアルな歌詞を書くようにと背中を押してくれた人です。
ー最近気になっているアーティストや、特に今尊敬しているアーティストはいますか?
Arlo Parksです。彼女はすごい! 彼女がオーストラリアに来たときにライブを見るのが楽しみです。
ーどのような環境で、どのような機材を使って音楽を作っていますか?
私は小さなホームスタジオを持っています iMac、スピーカー、Scarlett 2i2インターフェース、 Fender Telecaster、Fender Jazz Bass、Juno DS Keyboardがあります! このスペースで音楽を作るのが好きです。
ー若い頃の自分に何かアドバイスがあるとしたら?
自分に厳しくしないこと。自分の直感と両親の言うことをもっと聞きなさい。
ー最近、自分は何か変わったと思いますか?
独立心が強くなったと思います。以前は一人でいることを恐れていましたが、その考えにだいぶ慣れてきたと思いますし、成長する上で大切なことだと実感しています。
ーあなたの国の良いところを教えてください。
環境の多様性。北に行けば美しい熱帯の気候、南に行けば雪と山々、西に行けば世界で最も美しい夕陽を見ることができます。
ーコミュニケーションを取る上で大切にしていることは?
良いコミュニケーションを取りたいなら、正直で要領よく、それでいて親切であることが一番だと学びました。自分の気持ちや考えていることが相手に伝わることを期待するのは、誰にとっても良いことではありません。
ーイライラやストレスを解消するためにしていることはありますか?
文章を書いたり、瞑想をしたり、友達に会いに行ったりします。
ー今、好きなファッションブランドは?
Poppy Lissiman! 夢中です。
ーあなたの夢は何ですか?
愛する人たちと幸せに、成功し、健康的な生活を送ること。
ー最新曲について教えてください。
最新シングルは「Valley Nights」で、数年前に友人のAlex Henrikssonと一緒に書いたものですが、今年、親友のSahara BeckとHope Dと一緒にレコーディングしました。私が住んでいるブリスベンのフォーティテュード・バレーについて歌ったものです。ブリスベンのナイトライフと音楽シーンの中心で経験したことを伝えたかった。
ー今はどんな音楽を作っていますか?
今は3枚目のアルバムの作曲段階なので、自分が何をしたいのかじっくり考えているところです。Khruangbin、Freak Slug、Talking Headsをよく聴いているので、新作は間違いなくその影響を受けているはずです。
ー音楽を作る上で大切にしていることは?
世界中の誰もがその音楽に共感できるようにすること。私の人生で起こっている具体的な状況について書いたりもしますが、想像を絶するような状況や方法で私の歌が助けになったと言ってくれる人が現れたり、メッセージをくれたりすると、とても特別なことだと思います。
ー今後の活動・リリース予定を教えてください。
予定が上手く進めば、1月にアメリカに行く予定です。今は自分のリリックに磨きをかけて、より良いものを作って次に何をするか考えることに時間を費やしています。
ーあなたにとって音楽とは何ですか?
音楽は私の人生の全てです。他のことをしたことがないし、他のことをしようと思ったこともない。音楽がないと世界がつまらなくなるような気がして、文字通り、目覚めた瞬間から音楽が流れています。
*このインタビューは2021年12月30日に発売されたVI/NYL #004のために実施されました。
*写真は全てアーティストからの提供です。
■VI/NYL