BLOO
Instagram:@badboyloo
1994年生まれ、韓国・ソウル在住のエモなラッパー。BLACKPINKやITZYなどのアートワークに参加するデザイン会社LAUNDRY OFFICEと韓国の人気ヒップホップレーベルMKIT RAIN RECORDSの親会社であるUNCUTPOINTに所属。代表曲「Downtown Baby」はコリアン・ヒップホップシーンのビッグヒットとしてあまりにも有名。
ーあなたが住んでいる街について教えてください。
韓国のソウルです。愛犬のMaxと一緒に、音楽を作る大好きな友人たちがいるところに住んでいます。
ーあなたの周りではどんな音楽がトレンドですか?
よくわからないですね……。でも強いていうならレトロ・ミュージックかな? レトロ・ミュージックにも色んなジャンルがあるけど、僕は最近昔のジャズをよく聴いています。
ー音楽を始めたきっかけは?
「Bloo Story」という曲で、僕が音楽を始めたきっかけについて歌ったことがあります。10代の頃、母と行った教会で見た楽器たちと、舞台、バンド、歌う人たちを見て、単純に自分も「舞台に立ちたい!」って思ったのがきっかけですね。その後、自分と同じ夢を持つ友人たちに出会い、ここまで来たという感じです。
ー今はどんな音楽を作っていますか?
毎回“どんな音楽か”という説明が必要のない曲を作っているつもりです。歌詞やメロディー自体がとても直接的で、いつ誰が聴いても“僕の曲”みたいな、ジャンルそのものが“BLOO”、そんな音楽です。今作っているたくさんの曲たちも、もちろんそうですね。
ー様々なジャンルがありますがヒップホップを作るようになった経緯は? またこれから挑戦していきたいジャンルはありますか?
アメリカに留学に行った時に、環境的にも自然とヒップホップに触れる機会が多かったんです。周りの友達がヒップホップが好きで、次第に自分も好きになって、ごく自然な流れで僕も始めることになった。これから挑戦してみたいジャンルはロック・バラード。アメリカに行く前からずっと好きだったジャンルで、必ず一度挑戦してみたいと思っています。
ー今後、音楽活動以外にも挑戦してみたいことはありますか?
挑戦してみたいことはファッションモデルですね。ファッションにはすごく興味があります。モデルになったら色々なブランドに触れてみることが出来そうだし、色々なブランドの服を自分だけのスタイルで自由に着こなしてみたい。
ーこれまで影響を受けた作品を教えてください。
今思い出せる作品は Netflix の『ピーキー・ブラインダーズ』、James Cameron監督・脚本の映画『タイタニック』、日本のアニメ原作の映画『NANA』。それ以外にも音楽、映画、ドラマ、アニメ……色んな作品たちから影響を受けましたね。大きく言えば人生に影響があった作品もあるし、音楽的な影響はもちろん、洋服のスタイリングとか映像やビジュアル的な影響とかもたくさんあります。
ー制作のインスピレーションはどこから受けていますか?
女の子たち。アルコール。そして愛犬のMax。
ーあなたにとってのメンターはいますか?
友人たちとマイチーム。嬉しいときや悲しいときにいつも感情を分け合い、悩みについていつも真剣に話をしてくれる私の友人たち。そして仕事や私生活でも大きな力になってくれる私のチーム。みんなが私の友達でありメンターですね。
ー幼い頃から変わらない自分の性格は?
誰とでもすぐに仲良くなれる。周囲からはムードメーカーってよく言われるかな。幼い頃からの一貫した性格であり長所だと思ってますね。
ー今注目しているファッションブランドは?
Saint Laurent、Vivienne Westwood、Thom Browne、CHANEL。
ーいつも音楽はどんなガジェットで聴いていますか?
AppleのAirPods Pro。使用してるスピーカーは多いけど、音楽を聴くときはほとんどAirPods Proを使ってますね。いつでもどこでも使えるから。
ー次の活動・リリース予定を教えてください。
2021年10月にフルアルバム『BLOO IN WONDERLAND 2』をリリースしました。読者の人たちにもたくさん聴いてほしいですね。これまでのアルバムと同じように、僕自身の話を落とし込んだまるで自分のダイアリーのようなアルバム。他の説明は必要ない、聴いてみたらすぐ私の感情に共感できるような、そんなストーリーを盛り込んでます。
ーご自身以外の曲でおすすめの3曲を教えてください。
友達と一緒に飲むときにおすすめなのはTravis Scott (feat. Young Thug & M.I.A.) の「FRANCHISE」。理由はシンプルにめっちゃくちゃいい曲だから。
一人の時はChet Bakerの「My Funny Valentine」がおすすめ。気持ちよく雰囲気に酔える曲なので、シャワーの後のウィスキー一杯に似合う曲です。
そして雨の日にはHeizeの「You, Clouds, Rain(Feat. Shin Yong Jae)」。曲名通り“You, Clouds, Rain”、雨が降ったときに聴く曲です。この曲と一緒に雨の降る窓の外を見ながらお酒を飲むと、雰囲気にもっと酔える気がするんですよね。
*写真は全てアーティストからの提供です。
掲載号:VI/NYL#002(2021年12月30日発売)
■VI/NYL