#002-Swervy

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Swervy

Instagram:@swervyonline

2018年『SHOW ME THE MONEY 777』で頭角を表し、2019年には興隆を極める韓国ヒップホップシーンにおいて、重要なポジションに位置するレーベルHi-Lite Recordsの初の女性ラッパーとして電撃所属。当時まだ未成年だったこともあり、センセーショナルなデビューとなった。エッジーなトラックをゆうゆう乗りこなす、攻撃的なライミングが刺激的。

 

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ーあなたが住んでいるところは?

今はソウルに住んでいます。私が好きな日本の作家の吉本ばななさんが、ソウルを例えた時に「ソウルは命が目の前にあるようだ」とおっしゃってましたが、その言葉にすごく共感できます。生命と活気を強く感じる都市だと思います。

 

ー最近あなたの周りではどんな音楽がトレンドですか?

ヒップホップをベースとした曲が流行るようになってから結構経ちますね。K-POPもヒップホップビートを使用することが増えたと思います。

 

ー音楽を始めたきっかけは?

音楽自体への興味はすごく幼い頃からありました。両親の影響でクラシック・ロックに子供の頃から触れていて、13歳頃まではロックシンガーになるのが夢だったんですけど、ある日YMCMB(Young Money Entertainment)を通じてヒップホップを知り、ヒップホップの曲を作りたい! という夢を持つようになりました。

 

ー今はどんな音楽を作っていますか?

現在アルバムを準備中です。自分自身についての正直な話をすることができるアルバムになるように努力していて、サウンド的にも色んな挑戦をしています。

 

 

ー最近の若い世代の中には、したいことに“挑戦する”より安定的な職業を選択する人も多いですが、Swervyさんが音楽に挑戦し続けられているのには何か特別な理由がありますか?

私にとって音楽は、むしろ安定的な仕事に近い気がします。収入面では必ずしも一定とは言えないですが、私にとっては15歳の頃からやってきたことが現在の職業になっただけなので、この仕事が他の仕事よりもっと馴染みがあり安定的に感じられます。そんな感じなので、音楽以外だと、最近は数学の勉強に挑戦してみたいです(笑)

 

ー韓国の社会特性上、有名大学を出て有名企業に就職する道を目標とする人も多いかと思いますが、音楽の道に進む時、両親や周りの人たちからの反対はなかったですか?

母も父もみんな音楽が大好きなので、私が音楽を好きで趣味として楽しむ分には一切反対されなかったのですが、ヒップホップをやるために学校を退学して高卒認定を受けたいと最初に伝えた時には、韓国ドラマの1シーンのように水をかけられました(笑) ですが、今は母が私の歌の主人公になれたことが一番幸せなことだと言ってくださったり、父の着信音や待受画面など全てが、私の写真と歌になってるくらい2人とも私を応援してくださっています。

 

ー今後音楽以外にも挑戦してみたいことがあるとすれば何ですか?

さっき言ったように数学の勉強かな……。なんか小さい頃から数学が上手なイメージを持たれたい! て思っていたので、それは一度叶えてみたいです。最近は写真とデザインをしているので、そのシーンの人たちとも交流して視野を広げてみたいですね。

 

ー影響を受けた作品は?

15歳頃に見た『KIDS』(1995年作)に出てきたChloe Sevignyに大きな衝撃を受けました。あとPatti Smithからは毎日インスピレーションを受けてます。彼女は私のミューズです!

 

ー制作のインスピレーション源は?

状況や感情からくることが多い気がします。好きなアーティストを見て何か思い浮かぶこともありますし、好きなデザイナーのランウェイを見ながら思い浮かぶこともある。(NUMBER (N)INE)の2005年S/S ランウェイを見て曲を作ったこともあります。

 

ーあなたにとってのメンターは?

私のメンターは母です。強く、厳しいときもありますが優しい面も持っていて、母にのようになりたいと思ってます。

 

 

ー気になっている社会問題は?

最近は環境について調べています。地球が人類に少しずつやめろと信号を出しているので、私も友人たちと一緒に、地球を汚染しないような生活を心掛けていけたらと思っています。

 

ー幼い頃から変わらない自分の性格は?

創作するのが好きなこと! あと良くも悪くも感情豊かです。

 

ー注目しているファッションブランドはありますか?

私はきっと生涯TAKAHIROMIYASHITAファンでいると思います。彼が運営してた時の(NUMBER (N)INE)も、現在のthe soloistもとても好きです。

 

ー今気になっている音楽ジャンルは?

最近はEDMを制作しているからなのか、EDMというジャンルをとことん追求したいです。

 

ー音楽はどんなガジェットで聴いていますか?

Focalのスピーカーが好きです。ヘッドホンはSennheiser HD 600を使っていて普段外に出るときなどはAirPodsを使用しています。

 

ー今後の活動・リリース予定を教えてください。

現在アルバムを急いで制作していますが、来年秋前には皆さんにお見せできればと思っています。

 

 

JACKET by HAPPY PEOPLE GALLERY 

T-SHIRT by CHROME HEARTS  

PANTS by (NUMBER (N)INE)

SHOES by JANDARIROSTORE

ACCESSORIES by (NUMBER (N)INE), HANDMADE VINTAGE

PHOTOGRAPHY : SUI  

DIRECTION & EDITING : YOOBIN SHIN

 

 

*写真は全てアーティストからの提供です。 

 

掲載号:VI/NYL#002(2021年12月30日発売)

  

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