Claud
Instagram:@claud.mp3
1999年生まれ、米・イリノイ州シカゴ郊外出身、現在ブルックリン在住のシンガー・ソングライター、クロード・ミンツのプロジェクト。Phoebe BridgersがDead Oceansのインプリントとして立ち上げたレーベルSaddest Factory Recordsの最初の契約アーティストとして話題をさらった。クィアとしての苦悩やZ世代的描写のライティング×ベッドルームポップサウンドの掛け合わせ。
ーニューヨークではコロナの音楽業界への影響はいかがですか?
音楽活動はみんな少しはやってはいますが、とても限られていますね。ツアーなども少し始まったりしていますが、みんなの安全を確保するためにたくさんルールが設けられているみたいです。私もあと数週間でツアーに行くのですが、みんなの安全のためにやれることはすべてするつもりです。
ーあなたの住んでいる街はどんなところですか?
ブルックリンはとてもクールな街だと思っていて、ニューヨークはたぶんアメリカで一番のミュージシャンが集まっているんじゃないかな。みんなはロサンゼルスに音楽が集中していると思っているけど、私はニューヨークにも素晴らしい音楽シーンがあると思っています。私の周りはみんな、ミュージシャンだったり映画関係やアーティストばかりで、プロデュースされている人じゃなく、生身のままの才能が集まっているところなので仲間も見つけやすいですよ。
ーあなたの世代の音楽シーンについてはどう思いますか?
私は“ジェネレーションZ”にあたるんですけど、同じ世代のアーティストはgirl in red やArlo Parksなど素晴らしいアーティストがたくさんいます。同世代のアーティストは、音楽に対してのアプローチが他のジェネレーションと比べて異なっていて、みんなで頑張っていこうというメッセージがとても強いと思いますね。
ーあなたの街ではどんな音楽がトレンドですか?
コロナ前に比べて根本的な変化はないと思いますが、ただコロナによって一人の時間が増えたことにで、みんなの音楽のレベルがぐんと上がったと感じています。みんなが自分を鼓舞してがんばっている感じがとってもクールですね。
ー音楽を始めたきっかけは何ですか?
中学生の時に音楽を始めました。たしか12歳とか13歳頃だったと思います。ちょうど人を好きになったりし始めた時期だったので、文字以外の方法で自分の気持ちや感情を表現したいと思うようになったのがきっかけです。音楽には昔から心をいつも感動させられたり、泣かされたりすることも何度もありました。なので、いつか自分でも音楽が作れるようになりたいと思うようになったんです。
ー音楽を作り始めて最初の頃のメッセージはどういうものでしたか?
心情の告白だったり、愛についてのことかな。
ー今はどのような音楽を作っていますか?
やっぱりギターメインのインディー・ポップスではあるけれど、ロックやフォークにもフォーカスしています。ソングライティングに多くの時間を使い、とても力を入れています。
ーいつもギターと歌を中心にプロデュースしているんですか?
そうですね、それが最初に考えることですね。
ーインスピレーションはどこから得ますか?
私の実体験からですかね、友達関係だったり色んなもの全てからです。
ー昔から変わらない性格はありますか?
知らない人に会うと、人見知りしてしまいます。誰かの後ろに隠れたくなって、知らない人と喋るのはとても億劫になってしまいます。
ー人に慣れるにはどのくらいかかるんですか?
人によるんですけど、数回会うと慣れるかな。
ー仲の良い友達とはどんなことについて話したりしますか?
音楽の話だったり、色んなアイデアについて話したりします。たまにゴシップの話もしますが、本当にたまにです(笑)
ーメンターはいますか?
Phoebe Bridgersはある意味、私のメンターのような存在です。彼女は自分のレーベルを運営しているように、私が何かアドバイスを求めに行くと、ほとんどのことは彼女自身すでに経験済みのことが多いので、私の状況をすぐに理解してくれるんです。
ー今ハマっている音楽やジャンルはありますか?
JDM Globalは私の友人でもあり、彼の音楽は本当に最高なんです! あとは、Simpsonもよく聴いているし、 Simpsonsというアーティストもとても気に入っています。彼女の曲で「Cherry Ice cream Sundae」という曲が特におすすめです。
ー新しい曲はどうやって見つけますか?
最近どういう音楽を聴いているのか、友達によく聞いたりしますね。
ーいつもどんなシチュエーションで音楽を聴いていますか?
たまに車でドライブするときとか、電車に乗っているときにもたくさん音楽を聴きますね。いつもはSpotifyを使うことが多いけどApple Musicもたまに使います。
ー新しいリリースはありますか?
2021年にリリースした私の『Super Monster』というアルバムのリミックスを出す予定です。新しい曲も書いているんだけど、もう少しで他のアーティストとのリミックスを作り終えるので、とても楽しみですね。
*このインタビューは2021年12月30日に発売されたVI/NYL #004のために実施されました。
*写真は全てアーティストからの提供です。
■VI/NYL