テキサス州ヒューストン出身のシンガーソングライター。2022年4月にデビューEP『the girl next door」を発表したばかりのポップスの新星。COVID-19によって学校に通えず、ベッドルームで一人で過ごした経験は、等身大のままに表現され今作の核となっている。毎年3月にテキサス州オースティンで開催される世界最大のテクノロジーやメディアカルチャーの総合展『SXSW 2022』にも出演。
ー子供の頃のことを教えてください。
かなり優秀な子供でした。本を読むのが好きでした。
ー子供の頃から変わっていないことはありますか?
ゲーム好きなところ。子供の頃は、夏は毎日必ず早起きして、それから一日中遊んでいました。今は曲を作ったり、ビデオを作ったりするけど、今でも絶対に毎日遊んでいます。
ー若い頃の自分にアドバイスするとしたら?
今でこそいい子だけど、10代の頃は親切を見過ごしていたような気がするので、もう少し冷静になれと言いたいですね。
ー出身地ヒューストンの好きなところを教えてください。
ヒューストンは何でも安いところ。
ーコミュニケーションで大切だと思うことは?
自分らしくいること。
ー趣味は何ですか?
ゲーム、テレビ、ルービックキューブを解くこと。
ーあなたが影響を受けた音楽やアートは?
この前、ルービックキューブの壁画を見て、もっと練習してみようと思いました。
ー初めて聴くリスナーにおすすめの曲は?
「character」がおすすめ。リリックもフローもお気に入りの一つで、今までの曲の中でも最高傑作だと思っています。
ー最新リリースについて教えてください。
最新EPは、高校3年生という最高の思い出になるはずだった1年間を家の自分の部屋で過ごしながら感じたことがきっかけで作りました。
ーアーティスト名の由来を教えてください。
アーティスト名は本名です。
ー音楽を始めたきっかけは?
15歳の時に、カナダ出身のSSW、グラミー賞にノミネートもされたShawn Mendesのファーストアルバム『Handwritten』を聴いたこと。それが本当に大好きで、自分でも作曲やギター、歌を始めたいと思うようになりました。彼の音楽がなかったら、音楽をやっていなかったと思います。
ー音楽を作る上で大切にしていることは?
私にとって音楽を作るときに一番大切なのは、自分の言っていることがリアルである、少なくともリアルに感じられるものである、ということです。物語は正しく語られないと、フィクションではなく、より嘘っぽくなってしまうものです。
ーどんな環境と機材で音楽を作っていますか?
音楽制作ソフトはLogic Pro X、ギターはSquireのTelecaster。ほとんどベッドルームで制作しています。
ー初めて買ったアルバムは?
9歳くらいの時に買ったBig Time Rush(※アメリカの同名TV番組発のポップグループ)のアルバム『B.T.R.』。ずっと好きなボーイズバンドでした。
ー最近気になっているアーティストはいますか?
The Chicks(※アメリカのカントリーグループ、グラミー賞受賞経験も多数あり)にハマっています。昔からいるアーティストなんですが、子供の頃は彼女たちの音楽の良さを理解できていませんでした。
ー音楽をしていて良かったと思うことは?
まだあんまり実感としていいことがあったわけじゃないけど、夜遅くに寝てもちょっと寝坊することができるのは今のところ一番いいことだと思います。
ーもし音楽をしていなかったら?
大学でコンピューターサイエンスを勉強していたので、IT関係の仕事をしていたかもしれません。
ー好きなファッションブランドは?
Dickiesのカーキのパンツがお気に入りです。
ー最近ハマっていることは?
オリジナル版の『Charmed(※1998-2006年にアメリカで放送されていたドラマシリーズ)』。最終シーズンでもうすぐ終わるので悲しいけど、また観ると思います。
ー最近興味を持ったことは何ですか?
Huluのコメディシリーズの新番組『The Bear』。
ー最近、自分は何か変わったと思いますか?
自信を持って自分の思うようにボーカルができるようになった。
ー最近注目している社会問題は?
妊娠中絶の問題について。
ーストレスを解消するためにしていることは?
今ある問題を無視してテレビを観ます。
—あなたの夢は何ですか?
プール付きの豪邸に住むこと。
ーあなたにとって音楽とは何ですか?
音楽は仲間であり処方箋のようなもの。子供の頃からずっと親友。
ー今はどんな音楽を作っていますか?
5 Seconds of Summer(※オーストラリア出身のポップロックバンド)をよく聴いていてとても刺激を受けてます。でも何よりも自分の心に自然に浮かんでくるものを作り続けています。
ー今後の活動・リリース予定は?
近いうちに何かリリースしたいけど、しばらくは自分のEPの曲をゆっくり聴いていたいです。
*このインタビューは2022年8月10日に発売されたVI/NYL #008のために実施されました。
*写真は全てアーティストからの提供です。