ー音楽を始めたきっかけは?
11歳の時に父が交通事故で亡くなり、家族は父の音楽的才能を私に引き継がせたいと、クリスマスにギターをプレゼントしてくれたんです。音楽は常に愛していましたが、アイルランドのEdenのようなソロアーティストを聴いて情熱が高まりました。新しいソロアーティストを発見することに燃えるような感覚を覚えて、その炎が山火事に成長して、限界を知らない情熱に変わったんです。ベッドルームで作曲や歌、プロデュース、ミックスやマスタリングも学んだし、高校時代は人を避けながら、あらゆる時間を学び、書くことに費やしていました。私の音楽は私の全てです。
ー自分の曲の中で最もおすすめの曲は?
「emotional softie」。私が自分自身であることや、人生におけるネガティブな要素を手放すことを学ぶためにこの曲を書きました。
ー最新曲について教えてください。
最新曲「i think i saw a ghost」は、近日発売予定のEP『nostalgic nightmares』からの一曲。解離を学び、対処することがテーマで、この曲が死ぬほど好き。今までで一番よくできた曲だと思います。私のEP『nostalgic nightmares』は、これらの厳しい感情の多くをカバーしていて、心に残るノスタルジックな感覚を伴う傾向がありますね。
ー今どんな音楽を作っている?
2022年に向けて音楽を作ることが久しぶりに楽しくなってきました。R&Bを探求して、それを私のダークポップ/エレクトロニックの雰囲気と融合させています。
ー音楽を作る上で大切にしていることは?
信頼性。私心から作曲して、自分が好きだと思う音楽や、あるといいなと思う音楽を作ります。自分の作品が本物であれば、人々はそれを知ることができます。
ー今後の活動・リリース予定を教えてください。
EP『nostalgic nightmares』が12月8日にリリースされましたが、私の過去1年間の感情を音で表現することにとてもワクワクしています。でもそれ以上に、2022年の最初のシングルをリリースできることに興奮しています。この曲は特別なもので、ファンの皆さんにはきっと気に入っていただけると思います。
ーあなたにとって音楽とは何ですか?
感情を通して語る世界共通の言語。
ー初めて買った曲やアルバムは何でしたか?
The Lumineersの『Ho Hey』。11歳で初めてiPodを手にした時、曲を聴いたときの喜びの感覚が好きで買いました。
ーどのような環境で、どのような機材を使って音楽を作っていますか?
私の音楽を録音するための機材はとても安いです。書くのも録音するのもコンピューターで、階段の下に置いてあるAudio-TechnicaのAT2020 USBコンデンサーマイクを使っています。録音中は携帯電話をライト代わりにしています。見た目はとても面白いですが、得られる音はとても気に入っています。
ー子供の頃のことを教えてください。
子供の頃の私は、静かで控えめでしたが、満足していて楽しそうに見えたと思います。音楽のある生活になるまで、心を開いて自分のことを知るには時間がかかりました。
ー好きな言葉は?
希望。この言葉自体にとても重みがあります。私のアーティスト名にこの言葉が入っているのもそれが理由です。
ー最近ハマっていることは?
マイクロソフトのFPSゲーム『Halo Infinite』シリーズの大ファンです。あと車の整備に夢中です。お財布はあまり喜んでくれませんが(笑)
ー最近のベストニュースは何ですか?
カナダのバンクーバーで行われるbrakence & Ariesのショーのチケットをもらったこと。ずっと行ってみたいと思っていた街で、大好きなアーティストを見ることができるのでとても興奮しています。また、昨年SHINeeのテミンが私の曲「change」を叫んでくれたことにも、とても感謝しています。私にとってのこの一年のハイライト。
ーあなたの国の良いところを教えてください。
カナダは完璧ではありませんが、それでもこの国に来られたことに感謝しています。ジャスパーの豪華な山々やカナダ沿海州の文化遺産を体験できることも良いところ。探求すべきことはたくさんありますが、私はまだその全てを経験していません。
ーコミュニケーションを取る上で大切にしていることは?
正直であること。これは、本物であることの重要性につながります。でも純粋に耳を傾けることも同様に重要だと思います。新しいことを学ぶことにオープンであること。
ーイライラやストレスを解消するためにしていることはありますか?
ギターを手に取って自分の心が感じるままに演奏し、歌います。心が感じたことを口ずさむように、魂が指をフィンガーボードの上で導いてくれます。私の音楽の多くは、こんな感じで自分の心と魂に自由に語らせて書いています。
ーあなたの夢は何ですか?
旅をしてこの世界の全てを見ること。様々な文化や自然の美しさを体験したい。東京にもぜひ!
*このインタビューは2021年12月30日に発売されたVI/NYL #003のために実施されました。
*写真は全てアーティストからの提供です。
■VI/NYL